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次世代のラーメン屋を応援する、そんな業界でありたい

先日、YouTubeチャンネル『ラーメン侍』(https://t.co/33XXZyX7cW)にゲスト出演し、僕が推す『だしと麺 遊泳』(西早稲田)を紹介しました。こちらは日曜、月曜のランチのみ営業(2022年2月からは日曜・月曜・火曜)する、いわゆる「間借り営業」のお店です。このスタイルは以前からもありましたが、最近はラーメン業界のトレンドとも言えるほど盛り上がっています。『麺処「図鑑」』(渋谷)『とりジンジャー』(仲御徒町)など、おいしい店が増えていると感じています。


昔だったら考えられないけど、間借りしながら出店の準備をしたり、あるいはずっとそのスタイルで営業を考えていったり、ラーメン店を始めるにあたっても、選択肢が広がっているのは確かだと思います。吉野家ホールディングスが間借りのマッチングを支援するプラットフォームを始めるなど、飲食業界全体でも注目すべき取り組みがありますよね。昨今のスパイスカレーが盛り上がっているのも、「間借り」営業が認知されたからというのもあるでしょう。


「間借り営業」というかたちには、賛否両論いろんな意見があるでしょう。だけど、『だしと麺 遊泳』をはじめとして、質が高く、情熱があって、そしてオリジナリティを磨き続ける人たちが真剣に取り組んでいる姿があります。だけど、『TRYラーメン大賞』『ラーメンWalker』といったメディアには載りにくい。規定で「間借り営業は取り上げない」というスタンスの媒体もありますしね。


ランキングでも、ガイドブックでも、歴史を重ねるうちに特定の店ばかりが取り上げられるようになり、掲載店固定化が進んでしまうのは避けられません。ラーメン業界を盛り上げ、活性化することを掲げたメジャー媒体には、ソラノイロも取り上げていただき、すごく感謝しています。だけど、人気店のセカンドブランド、プロデュースが幅を利かせるのではなく、情熱とオリジナリティを持った新人が、もっと取り上げられるようになってほしい。最近は、そんなことを考えるようになりました。開業1年目は「新人」ということでスポットライトが当たっても、2年目以降はすっかり蚊帳の外……そんな状況は厳しい。

僕が食べ歩きをしていた頃は、石神秀幸さんのガイドブック、通称『石神本』がバイブルでした。あの本が毎年出るたび、「えっ、こんな店があったの!?」というワクワク感があって、開くのが楽しみでした。不動の名店、超実力派を紹介するのも大切です。だけど、見落とされがちなところにも光を当て、業界に新しい風を入れていく。そんな姿勢も忘れてはいけないんじゃないかな。


次世代のラーメン、特にオリジナリティを追求し続ける職人を応援していく――僕自身、大きなテーマのひとつとして考えていることです。まずは『ラーメン侍』で志ある『だしと麺 遊泳』岸本店主をプッシュさせていただきましたが、ソラノイロとして間借り営業の店主と1日限りのポップアップイベントを企画するなど、いろんな取り組みをしていきたいと思っています。今後の僕たちの取り組み、情報発信にぜひ期待してください!

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