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「やる」と決めたら、やりきる─ソラノイログループ3店舗出店の裏側

このたびソラノイロでは、2023年10月以来となる新規出店を2店舗、そして1店舗のリニューアルオープンを予定しております。


まず、創業14周年を迎えた麹町の本店を、東銀座に移転し『そらのいろ本店』として新たにオープンいたします(9月予定)。昼はラーメン店として、夜は酒とつまみ、そして〆にラーメンを楽しんでいただけるような、居酒屋スタイルの展開を構想中です。個室のご用意やボトルキープなども予定しており、『五行』時代からの経験を活かした“夜のソラノイロ”をお見せできたらと思っています。


また、現在の麹町本店は『麹町本舗』としてリニューアルオープンを予定しております。これまでの味をそのまま楽しめるのは、8月12日までです。新たなスタイルに生まれ変わる前に、ぜひお立ち寄りください。


さらに、東西線の西葛西駅にて、新ブランドとなる店舗をオープン予定です。味の詳細はまだお伝えできませんが、「ソラノイロらしい!」と思っていただけるような、遊び心と挑戦心を大切にしたお店にしたいと考えています。


加えて、2026年には台湾・台中への海外出店も決定しております。国内外で大きな動きが、ソラノイログループで生まれつつあります。


新店舗の施工も進行中です!
新店舗の施工も進行中です!

やると決めたら、やりきる!今だからこそ、一歩を踏み出す


8月から約1か月強のあいだに、2店舗の新規出店と1店舗のリニューアル。これはソラノイロにとっても、またとない挑戦です。ここまで続けてこられたのは、いつも応援してくださる皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。


正直に言えば、どう考えても「無理がある」と思う部分もあるんです。人員が潤沢にいるわけでもないし、すべての人材が戦力として十分に育っているかといえば、そうとも言い切れません。


じゃあ、なぜ今、一気に3店舗をほぼ同時期に出店するのか?


こんな疑問が出るのも当然だと思います。でも僕たちは、「やる」と決めたからこそ、しっかりとやりきる。そういう姿勢を、今回の出店でもお見せしたいと思っています。


この取り組みはうまくいかないかもしれないし、うまくいくかもしれない。だけど、「やると決めて、やらないと、やらないままになる」んですよね。店舗を増やすというのは、タイミングを待っていたら永遠に訪れない。人員が完璧に揃ってから、スタッフが育ちきってから。そんな理想的なタイミングは、現実には来ないと思っています。


僕が修業した一風堂でも、こういう“攻め”の時期がありました。あのとき感じたのは、「動いたからこそ、人が育つ」ということ。役職が人を育てるように、ポストを用意することでスタッフは成長するし、成長の実感が得られれば報酬にもつながっていく。そうやって新しい景色が見えてくる。


今できていないことでも、「やる」と決めて場をつくれば、そこに成長の余白が生まれるんです。居心地の良いコンフォートゾーン、つまり安全地帯にいるだけでは、組織は伸びない。現状維持を前提とした経営は、僕の目指す姿じゃない。負荷があってこそ、成長がある──そう信じています。


また、給与や評価という面でも同じです。店長や副店長などのポストが増えなければ、給与を上げていくことは難しい。でもポストがあれば、そこに就いてもらえるし、スタッフも挑戦しがいがある。だからこそ、「やらない理由を探すより、やる方法を考える」。その方が、今の僕たちには合っているんです。


そしてもう一つ。僕自身、ロピアグループにジョインしてから、今の現状に満足するわけにはいきません。親会社から期待されているのは、店舗を増やし、売上・利益を伸ばしていくこと。加えて、もっとお客様の笑顔を増やすことも、僕たちの使命だと考えています。


たまたま物件が決まり、タイミングが重なった。だからこそ、今やる。動く。決める。そして、やりきる。そういう決断をすることが、今の経営には何よりも大事なことなんじゃないかと思うんです。


これからも「ラーメンを通じて笑顔と感動を届ける」──その信念を大切に、ソラノイロらしく挑戦を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


ラーメン店『ソラノイロ』創業者

飲食店コンサルタント

宮崎千尋


 
 
 

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